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「星のカービィ ウルトラスーパーデラックス」のタイムアタックの記録ページです。 記録はゲーム内で計測されるタイムです。 左から○分○秒、小数点以下です。 「激突!グルメレース」 内容 タイム コース1 00 19 25 コース2 00 30 22 コース3 00 38 69 合計 01 28 16 「格闘王への道」 1P 06 15 84 「真格闘王への道」 1P 04 15 40 「ヘルパーマスターへの道」 ハンマー 04 35 29 「メタナイトでゴーDX」 LV1 02 05 72 LV2 05 39 84 LV3 04 13 74 LV4 08 11 72 LV5 09 39 44 合計記録 30 02 36 ※「合計記録」は、全てのLVをクリアした後に表示されるので、 LV5以外は記録を更新しても合計タイムには反映されません。 LV1~LV4までの記録を反映させるには、最初からやり直し、LV5まで通す必要があります。 現在、LV1のタイム更新を行っています。
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概要 初出 異界王来外伝 第六弾 143 栄光の初代ウルトラマン。 〈光星王〉としてその名が残っているらしい。 ウルトラマン GS 光文明(6)4000 ヒーロー/スターノイド Gストライク このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のクリーチャーを一体選び、持ち主の山札の一番下に置く。 異界王来外伝では 『決闘王』ボルシャック・ドラゴンと合体させられた闘星史王 ボルトラゴンとして登場。 炎龍神ヴォルジャアクの力を継承した炎王英雄 ヴォルモモキングと激闘を繰り広げた。 タグ ウルトラマン スペックあり ディスペクター 光文明 王 名前 コメント
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登録日:2011/10/10 Mon 16 11 56 更新日:2024/06/25 Tue 20 47 26NEW! 所要時間:約 6 分で読めます ▽タグ一覧 ウルころ ウルトラQファイト ウルトラスーパーファイト ウルトラセブン ウルトラゼロファイト ウルトラファイト ウルトラファイトビクトリー ウルトラマン ガチ喧嘩 シュール スタッフの屈辱 セブンガーファイト リアルファイト 低予算 全196話 公式が病気 円谷プロ 制作費0 唐沢なをき 安上がり 実況 山田二郎 帯番組 帰ってきたウルトラファイト 復活 怪獣 殺意 泥仕合 特撮 肉弾戦 鬼畜ヒーロー 荒涼とした山間の決戦場に上がりましたのはウー! 今日の相手は、ご存知ウルトラセブン! 静かに、両雄の対決が始まりました! 『ウルトラファイト』とは、『ウルトラセブン』放送終了から『帰ってきたウルトラマン』放送開始までの間に放送された帯番組である。 ストーリー ウルトラマンの戦闘シーン(抜き焼き編) ウルトラセブンの戦闘シーン(抜き焼き編) セブンと怪獣達の殴り合いが繰り広げられる(新規撮影編) 概要 円谷プロダクションは自らが作り上げた『ウルトラQ』や『ウルトラマン』『セブン』といった珠玉の作品群(いわゆる第一期ウルトラシリーズ)によって怪獣ブームを生み出し、番組が終了してもそのブームは続いていた。 しかし、莫大な制作費を要するウルトラシリーズによって疲弊し、『マイティジャック』や『怪奇大作戦』が商業的に奮わず、 それに続く『恐怖劇場アンバランス』においてはあまりにも過激なホラー描写が仇となって、3年間放映が見送られ、 そして円谷プロの創業者でもあった円谷英二氏が逝去してしまった事もあり、もはや円谷プロには新たな番組を生み出せるような余力は残されていなかった。 そこで、低予算……というより制作費ゼロで製作できる作品として、過去のウルトラシリーズの映像を再利用した1話につき5分のミニ番組が企画された。 それが本項で紹介する、この『ウルトラファイト』である。 内容は初代『マン』『セブン』の戦闘シーンを2分40秒にまとめ、TBSのアナウンサー・山田二郎氏の実況を加えただけのもの。 映像自体は本編と同じだが、怪獣が登場する経緯を大幅に省略する事が多く、時にはプロテ星人の回などのように編集とナレーションによって全く異なる展開に再構成されたエピソードもある。 だが、『セブン』の最終回である改造パンドン戦の場面を使ってしまえば、もはや完全にネタ切れ。 『セブン』は初代『マン』に比べると戦闘パートが地味であるため、2分40秒持たせられるような名場面が全体的に少なかったのもスタッフの頭を悩ませた。 せっかく番組も軌道に乗り始めていたのに、円谷はいよいよ窮地に追い込まれてしまう。 そこで…… (メ▼皿▼)「お、いいもんあるじゃねえか」 (メ▼皿▼)「コレまだ使えるぞ。そこらへんにロケ行って、こいつらに殴り合いさせろ」 倉庫には、かつて本編の撮影に使われた着ぐるみの他、地方興行やアトラクション用に作られた簡易型の着ぐるみ等がいくらか残されていた。 それらを無造作にかき集め、はっきり言って『Q』~『セブン』に比べるまでもなく明らかにショボい新規撮影が行われるようになった。 既存映像の編集に比べれば若干の費用を要するとはいえ超低予算である事には変わりなく、(合成技術を要する)飛び道具や光線技などもってのほか。 ロケ地は近所の山やら海岸やら、経年劣化が見て取れる着ぐるみ(テレスドン名義ではあるが、ある意味デットンのデビュー作であると言えるレベル)がただ単に取っ組み合いの喧嘩をするだけ…… と、怪獣モノに批判的な眼差しを向けていたマスコミでなくとも(後述)不安になる内容ではある。 だが、山田アナの名調子と途中から色々おかしくなっていったストーリーで大ヒットしたから結果オーライであろう。 当初はマスコミなどから「出涸らし商法」と散々叩かれていたが、予想外の視聴率と子供達の支持により、放映延長が決定。 人気が出たことで多少は予算が増えたためか、中盤以降は三浦半島や軽井沢、伊豆下田への遠征ロケも敢行され舞台のバリエーションも増えた。 こうして怪獣ブームを維持しつつ、後のシリーズへと繋がる確かな原動力となった。 新撮パートの登場キャラクター ウルトラセブン 好戦的な怪獣どもが我が物顔でのさばる「怪獣島(怪獣星とも)」で正義を守る戦士。 本作は低予算で作られているので、光線技は全く使えず(火ぐらいなら出せる)、格闘技で戦う。 一応、主人公な為かなり強く、負けた戦いは一度(人によっては二度)しかない。 「三角切り」「マキシ斬り」「二天流」など、技も豊富。 基本的に脚本などなく、大抵アドリブで戦う番組なので、セブンのスーツアクターの人が怪獣のスーツアクターの人と喧嘩を起こし、そのまま放送されたという逸話があるという。 『番外地』によると、甘い物が苦手らしい…… アギラ カプセル怪獣の一匹。 セブンの子分だが、相変わらず弱く、大抵セブンに助けられている。 着ぐるみは『セブン』本編で使用された本物であるが、かなり劣化しており、鬣がくしゃくしゃになってしまっている(後にピンク色に塗り潰された)。 登場は前期のみで、イカルスとの戦いに敗れて以降は登場しなくなった。 イカルス 古参。 スタミナに定評があり、俊敏で重いパンチを放つ。ライフル魔だった事もあった。 また、クリスチャンだったり、何を血迷ったのかエレキングと付き合ったりしていた。 着ぐるみは『セブン』本編で使用された物ではなく、アトラクション用の流用。 ウー 新撮パートの初回から登場している最古参。雪ん子の母親ではない。 初代『マン』に登場した時の神秘性は皆無で、誰彼構わず襲い掛かる喧嘩屋。 スタミナ豊富でパワーがあるが、隙が多い。必殺技は「歯車くずし」。 エピソードによっては女性扱いされる事もある。 ニコニコ動画の円谷プロ公式チャンネルで配信された際には、視聴者から「ウーさん」なる呼ばれ方をされていた。 着ぐるみは初代『マン』本編で使用された物ではない。 初期は白くて豊富な毛量だったが、段々と薄汚れ、抜け毛が激しくなっていった。 着ぐるみが砂埃を吸収しまくったせいで中期頃から一時期、動く度に全身から白煙を撒き散らすようになる。 エレキング 古参。『セブン』の時に比べてしわくちゃになっており、特徴的だったアンテナが垂れ下がっている。 大抵昼寝をしており、勝率もそんなに良くないが、セブンに叩き起こされた時は謝るセブンをフルボッコにして倒した。 着ぐるみは前期と中期と後期で3種類あるが、全て『セブン』本編に使用された物ではない。 終盤のエピソードで流血した個体は塗料が落ちなかったのか、以降の登場回でも常に左足から血を流した状態になっている。 バルタン 宇宙忍者その1。前期と最終回に登場する。 分身の術を使い、セブンと引き分けたりとなかなかの実力者ながら、味方のフリをして裏切り、襲い掛かる油断も隙もないヤツ。 両腕は同じハサミ状の腕を持つゴドラと比べてもフラフラして安定感がなく、第75話の時のようにカットによっては隙間から肌色の中身が見えている事もある。 セブンに両腕と首を切られたが、その後も登場。 いろいろと凄かった最終回では、バルタン星人史上最もとんでもない事をやってのけた。 着ぐるみは初代『マン』本編で使用された物ではなく、アトラクション用の流用。 今作ではセブンですら目の電飾はオミットされているのに対し、唯一目に電飾が仕込まれており、発光している。 テレスドン 登場は前期のみ。 初代『マン』の時のように地底出身らしく、視力が弱い。 故に地上では動きが鈍く、実質的に勝利した事はなかった(アギラを倒しても、セブンに返り討ちにされる)。 着ぐるみは初代『マン』本編で使用された本物で、後に『帰ってきたウルトラマン』でテレスドンの弟・デットンになる。 ちなみにこちらは当初はテレスドン本人が登場する予定だったが、着ぐるみの劣化で別人にしか見えないという理由で名前を変えられた経緯がある。 また、本作の時点で既にテレスドンに見えないくらい頭部が劣化している。 ガッツ 登場は前期のみ。 頭が常にぐらついており、必死に支えながら走り寄ってくる姿が痛々しい。 エレキングとの戦いでセブンに助けられるが、そのセブンの背後を襲ったりする。 登場回によっては中の人と着ぐるみのサイズが合っていないのか、指を通していない手袋のように指先がペラペラになっている。 着ぐるみは『セブン』本編でも使用された本物であるが、頭部内の骨組みは取り外された上にクチバシの可動もしなくなっている。 ゴドラ 宇宙忍者その2。登場は前期のみ。 忍法「宇宙縛り」で相手の動きを封じる。 セブンとの初戦では両腕をもぎ取られているが、バルタンと同様にその後も登場する。 常に特訓して技の開発に余念のない努力家。ボクシングの心得もあり、ウーを仕留めている。弱点は爪。 着ぐるみは『セブン』本編でも使用された本物であるが、目が黒く塗り潰され、両腕のハサミ部分は新造されている。 ケロニヤ(ケロニア) バルタン、ゴドラと入れ替わりで中期から登場したが、後期に差し掛かる前に退場している。 何故かケロニ『ヤ』と呼ばれる。強さが安定しない。 着ぐるみは頭部のみ初代『マン』本編で使用された本物であるが、マスクの縁が固定されておらず、エリマキのようにはためいている。 二度に渡って崖から投げ落とされた。 シーボーズ テレスドンの退場と入れ替わる形で中期から登場したが、軽井沢ロケ編に入る直前に退場した。 初代『マン』では大人しく無害な怪獣だったが、他の怪獣同様の喧嘩好きになっていた。 粘り強い戦いが得意で上座もあるが、それが仇になる事も。 サッカーの腕前は怪獣界に鳴り響いており、イカルスと国際親善試合を展開した。 着ぐるみはその初代『マン』本編で使用された本物。 キーラー 後期の軽井沢ロケ編から登場。 物欲と自己顕示欲が旺盛なお調子者。 トンカチや刀など、武器を使うと強い。 着ぐるみは初代『マン』本編で使用された本物であるが、体に黄色いラインが追加されている。 ゴーロン 後期の軽井沢ロケ編から登場。 お宝を探す山師であり、相手を詐術にかける香具師。 執念深い戦い方が特徴で、仏教徒。 着ぐるみは『セブン』本編で使用された本物であるが、頭部が劣化して縮んでしまっている。 同じ軽井沢ロケ編で初登場して最終回まで出続けたキーラーと違い、軽井沢ロケ編の終了と同時に登場しなくなった。 ゴモラ 再放送時「遊星より愛をこめて」のウルトラファイト版「遊星の悪魔スペル星人」が放送出来なくなり、急遽制作された「怪獣死体置場」に一度だけ登場。 戦いを終えた怪獣達の亡骸が眠る怪獣死体置場(*1)で突如蘇生し、同じく突如蘇ったウーと戦う。 着ぐるみは初代『マン』本編で使用された物ではなくアトラクション用だが、ペラペラのツノに当時流通していたソフビのようなカラーリングで一見しただけではゴモラに見えない風貌をしている。 主なサブタイトル 殺られる前に殺れ! 闇からの殺し屋 恐怖のギロチンカット セブンよ死ね! 勝負は死ななきゃ分らない くんずほぐれつ 宇宙アウトロー イカルス+虐殺 怪獣はつらいよ 怪獣ゲバゲバ地帯 消えて貰います 決闘ハレンチ星団 星空に殺意がひらめくとき… 皆殺しの舞踏会 白い殺意 血と砂のバラード 海は青かった 怪獣わんぱく戦争 変なのを集めたわけではなく、新撮版(と一部の再放送版)はこんな感じの異色すぎるサブタイがずらっと並ぶ。 なかなかどうして、ちゃんと印象に残るのではないだろうか。 なお、イカルス+虐殺は『エロス+虐殺』という映画の題名が元ネタらしい。 アイテム ナイトティンバー 後のシリーズへの影響 後にこのようなスタイルの番組として『ミラーマン』を基にした『ミラーファイト』、より殺伐さを増した『レッドマン』が制作された。 東宝もその路線を引き継ぎ、『行け!ゴッドマン』『行け!グリーンマン』『行け!牛若小太郎』を制作した。 90年代にはVHS作品として『ウルトラスーパーファイト』がリリースされた。 登場ウルトラマン・怪獣の声は全て島田敏氏が担当。 本家とはベクトルは異なりながらも、「方向性の見えなさではこちらの方が上」とも視聴者に評される怪作として知られる。 2000年代中盤に刊行されていた雑誌『特撮エース』では、本作を原作とした唐沢なをきの漫画『ウルトラファイト番外地』が連載されていた。 内容はTVシリーズの世界観やキャラ付けをベースにしたオリジナルで、怪獣プロレスよりはコメディ色が強めの作風。 「激闘!三里の浜」や「怪獣死体置場」など、映像作品でも印象深かったエピソードのパロディも見られる。 単行本は掲載誌の休刊後、全1巻が角川書店から刊行された。 2011年には、『ウルトラQ』45周年記念として『ウルトラQファイト』が公開。 2012年夏には『ウルトラマン列伝』内で、ウルトラマンゼロが主人公のショートストーリー『ウルトラゼロファイト』が放送。 タイトルから嫌な予感がにじみ出てはいるが、別にゼロがくたびれた怪獣と戦うわけではなく、内容はグリーンバック撮影+CG背景で制作したガチバトルである。 二部も放送され、こちらもなかなか本気である。 同年には『ミラーファイト2012』もDVD特典映像として制作されている。 さらに2015年3月末には『新ウルトラマン列伝』内で、ウルトラマンビクトリーが主人公の『ウルトラファイトビクトリー』が放送。 こちらもビクトリーの新タイプチェンジ・ビクトリーナイトが登場したり、まさかのアリブンタ復活など本気が見える。 また、ウルトラファイト系統では初めて人間側のキャラクターも登場する。 ややこしいが、ゼロのほうは「ウルトラゼロファイト」でビクトリーのほうは「ウルトラファイトビクトリー」。 出演者達も舞台挨拶ではテンパって間違えるレベルで、間違っちゃいけないやつと言いつつも何回も間違えていた。 『ウルトラマンオーブ』終了後しばらくしてからも『ウルトラファイトオーブ 親子の力、おかりします!』が放送。 こちらもただの番外編ではなく、『オーブ』のエピソード9かつ『劇場版 ウルトラマンオーブ 絆の力、おかりします!』の後日談兼次回作『ウルトラマンジード』へと続く前日譚としての作品となっており、 新規造形のフュージョンアップ形態が2つもデビューしたり、ウルトラマンオーブがウルトラの特訓の歴史に組み込まれたり、 初の単独勝利とM87光線初の単独怪獣撃破、バードンへの44年ぶりの単独リベンジを果たしたゾフィー兄さんを含めたウルトラ兄弟の活躍、 さらに初となる後輩ウルトラマンであるウルトラマンジードの先行登場等、低予算でチープだった初期の面影は微塵もなくなっているといえよう。 円谷プロは『ウルトラファイト』以降も「充電期間は出涸らし商法」が恒例化しており、特に前述の『列伝』は実況の代わりに新規BGM・SEとウルトラ戦士達の前説を追加したり、古い作品のものはデジタルリマスター版を使ったりと中々の力の入れようである。 もちろん、回によってはスパークドールズ劇団のように実況もある。 列伝終了後も『ウルトラマンゼロTHE CHRONICLE』『ウルトラマンオーブTHE CHRONICLE』など、新作と新作の期間の穴埋めとして列伝形式の番組構成が行われている。 そして「実験的にさまざまなストーリー展開を試みる」というのは同じく穴埋めから始まった 『ウルトラマンマックス』でも行われたあたり、円谷プロの作り手からしてもこの作品は大きな立ち位置にあるのではないだろうか? そら!参ったか若造め!どんなもんだ! あれ?なんだか雲行きがおかしいぞ?ま、まさか…… デュワッ!! うわあ、親父が出てきちゃったよ! 倅のかたきだ!覚悟しろ! そんな2017年には遂に『ウルトラファイト』の新作『ウルトラファイトVR 親子タッグ! 激闘の荒野に花束を』がVRシアターで公開された。 監督は同時制作の『ウルトラマンゼロVR』と同じく田口清隆氏。 ナレーションはなんと山田アナが担当。相も変わらずの名調子を聞かせてくれる。 内容はタイトルの通り、セブンとゼロの親子がイカルス・ガッツと戦うというもの。 VRを活かして前ではゼロ、後ろではセブンがひたすら怪獣と殴り合うという豪華なのか安っぽいのかよくわからない光景を楽しめる。 エンドロールでは崖にイカルスを投げ落としたゼロがじっとイカルスを見つめる様と、微動だにしないイカルスの死体が延々と映される。なんだこれ。 そして令和の世にて、『ウルトラマンZ』に登場する特空機1号 セブンガーを主役にした『セブンガーファイト』が2021年にTSUBURAYA IMAGINATIONにて公開。 監督は『ウルトラファイト VR』と同じく、『Z』本編を担当した田口清隆氏。 ストーリーは主に本編前における前日譚や最終回後におけるセブンガーとウルトラマンゼットの戦いと、内容は『Z』のスピンオフに当たるが、 タイトルアバンやいつもの採石場によるロケ、アトラクション用で使われる怪獣のスーツなど、近年のシリーズよりも原典の『ウルトラファイト』を意識した造りになっている。 また、実はウルトラ怪獣が主人公のウルトラファイト作品はこれが初であり、登場する怪獣達もアトラクションショーの常連のマイナー怪獣だけではなく、 『ウルトラマンコスモス』で奇跡的にスーツが残った事で映像作品に復活したヘルズキング改や雑誌企画で登場したビームミサイルキング等々、世代・作品の垣根を越えてウルトラ熱いファイトを繰り広げる作品となっている。 『SSSS.DYNAZENON』では、Blu-rayの特典映像として『グリッドナイトファイト』が全4話で制作された。 ファイトの形式を守っているが、一人だけナレーションを無視して喋りだすグリッドナイトが特徴的。 2022年には『シン・ウルトラファイト』がTSUBURAYA IMAGINATIONで公開。 原典に倣い『シン・ウルトラマン』から映像を流用した「抜き焼き編」と「新撮編」の合計10話が制作された。 CGで再現されたキグルミ感満載の戦闘とキャラの崩壊っぷり、声優の山寺宏一氏による独特な実況が特徴的な作品となっている。 それに続く形で『続・ウルトラファイト』という作品もTSUBURAYA IMAGINATIONで公開。『ウルトラファイト』がその後も続いていたら...という体で『帰ってきたウルトラマン』から『ウルトラマン80』までのTV作品の怪獣登場・戦闘シーンを抜き焼きしたものになっている。 『シン・ウルトラファイト』同様、山寺氏の実況を加えたものになっており、原典と異なりドラマパートも劇中のセリフ込みで多少登場・実況されるのも特徴。このことに加え山寺氏のユーモア味ある喋りの影響でやや「続・」感が減ってるのは内緒。 おおっと、ここでWiki篭りの追記・修正!まさしく必殺技であります! △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] とあるエピソード「怪獣餓鬼道」は、なんだか悲しくなってくる話。 -- 名無しさん (2014-01-10 19 49 00) 人によってセブンの負け数は2や3になることも多いね -- 名無しさん (2014-01-10 19 56 37) 「死」「殺」「地獄」「墓場」とか物騒なサブタイトルばかりやな……俺はイカルスが好き。 -- DCD (2014-01-10 21 33 08) 実況をウルトラマンやゲストキャラが、さらにSEやBGMを凝ったものにする……ウルトラファイトをそうするだけでウルトラマン列伝になる。SEやBGMって重要だよなぁと改めて思う(列伝の場合リマスターによる画質向上もあるけど) タイラント戦とかウルトラ兄弟の声が入るだけでかなり盛り上がるんだよねw -- 名無しさん (2014-02-18 10 30 10) いつだったかの「やったるで!」っていう実況でワロタ -- 名無しさん (2014-02-22 11 39 46) 少し昔、唐沢なをき氏の描いた漫画版「ウルトラファイト番外地」なるモノがあった事を忘れてはならないw -- 名無しさん (2014-04-08 21 57 36) ケロニアは崖から落とされたよね -- 名無しさん (2014-04-08 22 04 51) 製作費がセブンの息子wwww -- 名無しさん (2014-05-11 13 55 59) 新作作って欲しいなゼロやベリアルにディノゾール ボガールと言った面々が新キャラで -- 名無しさん (2014-08-08 21 06 58) ゼロ「地球から帰ってしばらく後、親父か降りたった惑星はなんと怪獣達があふれる無法地帯だった!ウルトラセブンと怪獣達との大バトルの始まりだ!次回ウルトラマン列伝「ウルトラファイト!知られざるセブンの大乱闘!」」 -- 名無しさん (2014-09-30 22 28 24) モチーフがセブンって事でアグルファイトとかマックスファイトとかどうだろうか -- 名無しさん (2014-10-16 10 38 54) 何度見ても「喧嘩を起こし、そのまま放送」で吹く -- 名無しさん (2014-12-04 19 08 36) 続編(?)の「ウルトラスーパーファイト」はもはや円谷の狂気の産物。どれもこれも妙ちくりんな作品ばかり。 -- 名無しさん (2014-12-16 01 12 23) ↑狂気?いつもの円谷じゃないか(錯乱) -- 名無しさん (2014-12-16 09 28 50) ギンガで起こったダークスパークウォーズにファイト怪獣も参戦していたようだが、あいつらがシリアスな怪獣やウルトラマンと戦ってまともな勝負になったのか? -- 名無しさん (2014-12-24 22 21 11) ウルトラファイトビクトリーも放送決定で、ウルトラファイトというジャンルが3分間のショートストーリーって感じに切り替わってるな。いいことだ。 -- 名無しさん (2015-02-03 22 00 28) ウルトラマンと怪獣がポコポコしていた番組が30年近くしたらウルトラマン本編顔負けなガチの戦闘や濃いドラマをしたり 新作作られたりと中々良いよね 次はウルトラエックスファイトとかありそうだな -- 名無しさん (2015-06-05 09 13 33) 絶対視聴者層はスタッフの思っているものとは別の視点で見てただろw -- 名無しさん (2015-12-13 02 51 32) ↑製作費が山田アナのギャラ除けばセブンの息子だから、どんなストーリーだろうが黒字になる分好き勝手出来たのも大きいんじゃないか?…子供に理解できる内容だったか、はともかく。 -- 名無しさん (2016-01-22 13 42 14) 絶望先生でこれをパロった奴があったよねw -- 名無しさん (2016-02-21 22 21 56) ダークスパークウォーズに参加してたんなら多分イカルス、ウー、エレキングあたりは肉弾戦で無双してると思う。 -- 名無しさん (2016-08-16 23 00 18) ゼロファイトやファイトビクトリーは同じミニコーナーでもこれよりアンドロメロスに近い作風だと思う -- 名無しさん (2017-01-03 21 25 24) ここでも活躍できないアギラ… -- 名無しさん (2017-03-10 19 05 31) ついにyoutube配信が始まってしまった… -- 名無しさん (2017-04-18 10 14 18) YouTubeの配信は次にどんな話が来るかわからないドキドキ感を演出するために放送順がシャッフルされてるのが円谷らしい馬鹿さで好き -- 名無しさん (2017-04-22 17 19 00) 公式配信曰く「日常もの」らしい。・・・うん、日常だな! -- 名無しさん (2017-06-06 01 27 20) ファイトオーブ終了したので追記。オーブさん、お疲れ様です! -- 名無しさん (2017-06-06 02 59 10) ゼロ「お互い苦労するよな、変な親父を持つと。」. -- 名無しさん (2017-11-02 08 58 18) 2017年には正統の新作『ウルトラファイトVR』も制作された。まさか山田アナの実況付きでVR映像としてよみがえるとはだれが思ったことか。一部ファイトというよりレッドマンを思わせる部分も -- 名無しさん (2017-11-02 09 43 27) 「怪獣死体置場」はよく覚えている。やはりインパクト絶大だったんですな…その一方で例の浅間 -- 名無しさん (2021-02-27 21 49 14) 人間大のウルトラヒーローと怪獣が泥まみれで殴り合うサマはある意味インパクトがある -- 名無しさん (2021-09-09 01 23 33) シン……え、シン!? -- 名無しさん (2022-04-15 14 25 37) ↑ シン・ウルトラマンを彩る上質なCGで本家さながらの陳腐な取っ組み合いが繰り広げられてて変な笑い出る -- 名無しさん (2022-06-11 15 01 46) ↑何をやっているんだ円谷プロ(褒め言葉) -- 名無しさん (2022-06-11 15 48 42) そんなにウルトラファイトが好きだったのか、円谷プロ -- 名無しさん (2022-06-11 20 14 18) ウルトラファイトは再放送と並んで現在のセブン人気の原動力なんよね。 -- 名無しさん (2022-06-11 20 20 52) ゼロファイト以降は本格的バトル映像作品として◯◯ファイトをつくってた円谷プロが、セブンガー以降なんか原点回帰(?)の道を辿り出した感。もしかしたらまた本家ウルトラファイトリスペクトな◯◯ファイト作品が出たりして… -- 名無しさん (2022-08-14 19 36 59) ウルトラ怪獣が主人公のウルトラファイト作品は、セブンガーファイトじゃなくなくQファイトじゃない? -- 名無しさん (2022-12-06 05 41 50) ↑×4 円谷プロ「いやウチっていうか樋口君がですね…」 -- 名無しさん (2023-08-04 23 05 27) 唐沢なをき先生は番外地のずっとにカスミ伝って漫画でまるまるウルトラファイトパロったエピソードやってたな -- 名無しさん (2023-08-05 18 22 51) ガンダムファイトもこの番組が元ネタ? -- 名無しさん (2024-05-01 02 23 40) 名前 コメント
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激ファイト!80VSウルトラセブン もうそうセブンを食い止めろ! 勝利条件 もうそうセブンを倒す 敗北条件 時間切れになる 80の体力が0になる ヒント 病院に近づくほどもうそうウルトラセブンは強力になるぞ! Sランク条件 詳細 残り体力50%以上 ・80の体力50%以上でもうそうウルトラセブンを撃破 残り時間1分20秒以上 ・残り時間1分20秒までにもうそうウルトラセブンを撃破 ユリアンの説得 ・ユリアンが少年の魂を説得する(残り時間1分30秒で発生) あのキックフォームは確か・・・ ・サッカーキックを出させる(病院付近で頻繁に使ってくる) 攻略法 注意すべきはもうそうセブンと病院の距離。セブンが病院に近づくと信じられない程攻撃力が上がる。 しかし遠ざければただの雑魚なのでなるべく遠くで戦うべし。 どれだけ強さが変化するかは、もうそうセブンの色で判断しよう。 サッカーキックは病院の近くでしか使ってこないので一度は近くで戦う必要があるが、 その威力は凄まじくライフゲージの8割を奪うほど。当然、当たってしまった時点でSランク取得は不可能になるので絶対にガードすること。 1分30秒を過ぎるとイベントが起きセブンが弱体化するので10秒以内に決着をつけること。 展開としては、病院から離れて体力を十分に削る→病院に近づいてサッカーキックを出させる→(出来れば病院から離れる)→説得イベントが終わったら即とどめ。 ちなみにもうそうセブンは前進がSA状態なので注意。
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ウルトラマンオーブ(オーブオリジン) 3弾 3弾 カードNo. 3-006 レアリティ UR 属性 光 パートナー 無し ステータス コウゲキ ハヤサ タイリョク ヒッサツワザ 初期値 3 3 4 5 最大値 5 5 6 6 必殺技 オーブスプリームカリバー 解説 オーブ本来の姿がURで登場。癖のない平均的な能力だが、フュージョンアップができないという問題も持つ。
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SSS ゼットン アントラー SS ウルトラマン キーラ S ブルトン メフィラス星人 S- ケムラー ジェロニモン サイゴ A+ アボラス ヒドラ ゴモラ ケロニア A バルタン星人二代目 バニラ ザラガス A- ザラブ星人 グリーンモンス スカイドン B+ バルタン星人 ゲスラ グビラ レッドキング二代目 B レッドキング テレスドン 巨大ラゴン B- ベムラー ザンボラー C+ チャンドラー ドドンゴ ジャミラ C ギャンゴ ガマクジラ ダダ D+ ジラース ガボラ ドラコ ウー D 再生テレスドン 再生ドラコ ゴルドン D- ガヴァドン マグラー ギガス E シーボーズ 巨大フジ隊員 F グリーンモンス(ミニ)スフラン ミイラ人間 G イデ アラシ キャップ 地底人 G- フジ ホシノ 岩本博士 ピグモン
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「あちー、蝉がうるさいから暑さも倍増だ。」 「ねぇ、キョン、あたし思うんだけどバルタン星人って蝉に似てない?」 「……へ?」 「ほら、顔とか。手は違うけど。」 「涼宮さん、バルタン星人は蝉とザリガニがモデルです。」 「マジ?」 「マジです。」 「有希、知ってた?」 「バルタン星人って何?」 「そっか。みくるちゃんも分かるわけないわね。」 「?」 「まあいいわ。女の子なら知らなくても普通だし。 で、キョン、バルタン星人だのゼットンだのいるじゃない? 誰が名付けるの?」 「古泉、お前の専門分野だ。」 「ええ!? 専門ではないのですが、そうですね、そこの地球防衛軍司令官が命名するようです。 その怪獣の容姿や行動の特徴なんかから決める事も多いですね。たとえばガマクジラという……」 「思いっきり語ってんじゃねぇか。」 「バルタン星人ってなんですかぁ?」 「聞いて。涼宮ハルヒの神人がウルトラマンの姿になった。」 「銀色の?」 「銀色の。」 「…………で、敵はいるのか?」 「今現在、閉鎖空間にいるのは古泉一樹たち能力者の他は涼宮ハルヒが生み出した神人のみ。」 「……まさか古泉たちが怪獣扱い!?」 「今、能力者たちは怪獣の姿にしか変身できない。彼らの能力は今まで通り。 しかし涼宮ハルヒは怪獣を倒すヒーローに憧れている。能力者もそれを理解している。」 「言っていることがよくわからん。いや、わかるが受け入れたくない。」 「今、閉鎖空間内ではウルトラマンごっこが行われている。」 「いや、わかってるんだが……長門、もしかして古泉たちはわざと負けなきゃいけないのか?」 「そう。」 「っておい! 閉鎖空間が広がる一方じゃねえか! やばいんじゃないのか!?」 「大丈夫。ウルトラマンハルヒの活動限界は3分。幸い彼女はセブンの特徴をよく知らない。」 「お前、バルタン星人も知らなかったよな? 調べたのか?」 「情報検索も得意。何でも聞いて。ウィキペディアで調べる。」 「そ、そうか。毎度毎度大変だな。」 「今回大変なのは能力者。」 「なぁ、ハルヒ、この日焼け止めの『UV』ってなんだ?」 「はぁ? あんたそんなことも知らないで高校生やってんの? みくるちゃん教えてあげて。」 「えぇ? あのー、えーっと、」 「みくるちゃん、それでも受験生なの!?」 「おいハルヒ、ひょっとしてお前も知らないんじゃないだろうな?」 「有希ー、教えたげて。」 「UVとはウルトラヴァイオレットの頭文字をとったもの。」 「そう! 超紫! 日焼けしすぎで肌が紫色になるのを防ぐのよ! ……ごめん有希、結局何?」 「紫外線。」 「ウルトラマンハルヒの必殺技にウルトラヴァイオレット光線が加わった。」 「紫外線攻撃か?」 「そう、紫外線攻撃。」 「それって効果あるのか?」 「殺菌効果の他、日焼け効果がある。」 「お役立ち攻撃だな。」 「ちょっと古泉くん! 小麦色じゃない! どこの海に行って来たの?」 「どうした古泉? 海でも行ったのか? いい感じの焼け具合だ。」 「ちょっと閉鎖空間の方に。」 「よくわからんが閉鎖空間内で日光浴か。あそこに太陽なんてあったか?」 「いえ、どちらかと言うと日焼けサロンの方が近いです。」 「あれ? 古泉くんからいいにおいがしますね。香水ですか?」 「案外この状況を楽しんでないか?」 「機関では半分やけくそになってます。」 「やっほー!! あっちぃわね! んんっ、誰、香水付けてんの?」 「僕ですよ。『ウルトラマリン』っていうそこそこ有名なやつを。」 「やっぱ似合うわねぇ。キョンも見習いなさいよ。」 「俺が? 遠慮しとく。古泉の引き立て役にしかならん。」 「おこぼれあるかもしれないわよ? ……なんで真剣に考えてんのよ! このエロキョン!!」 「古泉一樹は思慮が浅い。いま、涼宮ハルヒとの会話は注意する必要があることに気付いていない。」 「そうは言うがな、長門、何が引き金になるか正直見当もつかんぞ。」 「確かに。」 「『ウルトラマリン水流』だぁ? 香水は1滴で十分だっつうの。」 「ウルトラマンハルヒも機関怪獣も気分を悪くしてうずくまって時間切れになった。」 「ハルヒは自業自得として機関はいい迷惑だな。」 「機関のメンバーが数人倒れました。長期離脱になりそうです。」 「話は長門に聞いた。すごくにおいがきついぞ。」 「香水風呂に入ったようなものです。何度洗ってもにおいが落ちません。」 「ちぃーっす。うぷっ、こ、古泉くん、悪いけど近寄らない、う、トイレ行ってくる……。」 「……あれ? もしかして僕泣いてませんか?」 「プールの塩素消毒槽ってすごいですね。香水のにおいが落ちました。」 「稲中のネタにあったな、そんなの。」 「フェルメールの絵っていいわね。緻密だし、引き込まれるわ。写真みたい。」 「ハルにゃん、フェルメールの特徴知ってるかい?」 「光と影のコントラストとか?」 「それも有名だねっ! でもあたしは『フェルメールブルー』を推薦したい!」 「『フェルメールブルー』?」 「ハルにゃんもストーンショップにいったことあるにょろ? そこでラピスラズリって見たことあるかい? フェルメールの絵には『ウルトラマリンブルー』っていうラピスラズリの粉末をふんだんに使ってるのさ!」 「ええ!? 結構高いんじゃないの?」 「高いどころじゃないっさ! 当時は金より高かったんだよ! 晩年は莫大な借金を抱えてたらしいよ。 いまだったら鶴屋家が全面的にバックアップするんだけどね! 残念! フェルメールも鶴にゃんも運がない!」 「ウルトラマンハルヒが青くなった。」 「色なのか? 血の気が引いたのか?」 「色。色合い的にラピスラズリと思われる。ラピスラズリを使った顔料の名前は『ウルトラマリンブルー』。」 「『超海の青色』か。あいつ、いつから『ウルトラ』好きになったんだ?」 「違う。」 「へ?」 「『超海の青色』ではない。『海を越えてやって来た青色』。ヨーロッパから見て海を越えて輸入された青色と言う意味。」 「さすがだな長門。」 「情報検索も得意。何でも聞いて。ウィキペディアで調べる。」 「今回は負けるのに必死でした。」 「?」 「青い石の腕でパンチするんですが、外れて建物に当たると腕が崩れるんですよ。 おかげで外さないように、かつ、こっちが怪我しないように当たるために苦労しました。 ウルトラヴァイオレット光線ですぐ片がつくのにカラータイマー点滅まで使わないんですよ。」 「……がんばれ。」 「……がんばってます。」 「ねぇ、キョン。『ウルトラ』と『スーパー』、どっちが上?」 「俺に聞くか? 『ウルトラ』が上のような気がするが。おーい、長門ー。」 「…例外はあるが一般的に『ウルトラ』が上。『スーパー』の日本語訳は『超』、ウルトラは『超々』。」 「『超々』なんて聞いた事ないわよ。どこかのアホの女子高生のバカ会話みたいね。」 「例として、通常のジュラルミンより強度の強い『超ジュラルミン』や『超々ジュラルミン』が存在する。 機動隊の盾や金属バットは『超々ジュラルミン』でできている。」 「へぇ~、さすがは物知り有希! キョンも見習いなさい。」 「なんか俺、見習うこと多いよな。」 「すまない、古泉一樹。今回はわたしの失言。」 「ええ、今回ばかりはちょっと来るものがあります。」 「どうした古泉? 何かあったのか?」 「長門さんのおかげでウルトラマンハルヒがタワーシールドと金属バットで武装していたんですよ! おかげで滅多打ちですよ! 見てくださいこの青あざ!」 「……真っ黒に日焼けしていて目立たないな……。」 「……それは残念です。ともかく! 金属バットだけでなく盾でもボコボコにされました。 涼宮さんの辞書には『矛盾』という言葉は存在しません! ウルトラヴァイオレット光線まで持ちませんでしたよ。」 「そうですね、戦艦大和を長門といった他の超ド級戦艦と区別するために『超々ド級戦艦』と表す場合がありますね。 英語で長門は『スーパードレッドノートクラス』、大和は『ウルトラドレッドノートクラス』となります。」 「え、『ド級』って英語が元なの?」 「ええ、イギリスの戦艦『ドレッドノート』が元です。それまでの戦艦から革命的な進歩を遂げた戦艦でした。 弓の『弩』は当て字です。そのド級を超えたのが長門など『超ド級』、さらに『超々ド級』の大和になります。」 「へぇ~。」 「確かに長門は強力な武装で畏怖の対象でしたが、それを子供扱いする大和の存在は圧倒的で……」 「…………………」 「古泉一樹はアホ。自殺志願者。涼宮ハルヒにあのような知識を与えた場合、どのような結果が起こるか位わかるはず。 わたしへのちっぽけな当てつけのために自らの命を差し出すその浅はかさ。むしろ清々しさを感じる。 確かに長門は大和より大きさ、戦力ともにひとまわり劣る。しかし建造された時期に21年の差がある。 またビッグ7の筆頭として長きにわたり7つの海に君臨してきた戦略的地位を考えると長門こそ真の戦艦と言える。 アメリカの大統領ルーズベルトが『日本を占領できるのはいつか?』と軍関係者に問いかけた際、 『日本には長門がいるので無理である』という答えが帰って来た逸話は有名である。そして……」 「長門! 悔しかったのはよくわかった! で、どうなったんだ?」 「機関怪獣はウルトラマンハルヒが抱え持っている戦艦大和を突き付けられ、土下座して許しを乞いている。」 「そりゃ土下座したくなるわ。」 「ところでウルトラマンハルヒと機関怪獣ってどんな姿してんだ?」 「不定です。」 「へ? 怪獣は毎回違うのはわかるが。ウルトラマンハルヒの方も?」 「ええ。機関怪獣は子供が描いた落書きのような怪獣、ウルトラマンハルヒは一般的な『ウルトラマン』の イメージの姿をしていますが、細かい部分は適当です。戦闘中に色が変わってたこともあります。 つまり涼宮さんはウルトラマン自身に 大して興味がないといえるかもしれません。」 「じゃあなんでウルトラマンごっこやってんだ? 興味ないんだろ?」 「『ウルトラマン』ではなくウルトラマンの『戦闘シーン』や『ウルトラ』の単語のどこかに興味があるんでしょう。」 「じゃあバッタ怪人に興味があったらに藤岡弘になってたかもしれないのか?」 「『、』を忘れないでください。まあその考えで合ってるかと。五人戦隊でなくて助かりました。」 「ハルヒがアカレンジャーで決定として。お前がスマートなアオレンジャー、朝比奈さんは間違いなくモモレンジャー、 長門はカレーでキレンジャー、俺が地味なミドレンジャー。あれ? 完璧じゃないか。」 「ですね。意外です。ってこれを涼宮さんに聞かれると非常にまずいです!!」 「だな。巻き込まれたらシャレにならん。ひとりで出来るやつ限定でお願いしたい。時空刑事は?」 「どこかの調味料みたいな名前の刑事シリーズですね。異空間なんで都合が、ってやらなくていいんです!!」 「お、ノリツッコミ。で、機関怪獣はどうなってんだ? お前ら何人かで戦ってるだろ? 1対複数か?」 「いえ。あなたは運動会の組み体操の経験はおありですか?もしくは騎馬戦。」 「ああ、把握した。お前のポジションはどこなんだ?」 「大体右足です。これでも利き足なんで重要なんですよ?」 「いやぁ、まったくお前らしいポジションだ。」 「キョ~ン~、なんでこいつだけ異常に赤いの?」 「んぁ? ああセブンだな。」 「セブン?」 「ウルトラセブン。普通のウルトラマンとちょっと違ってちょっと大人向きな内容で、 子供の俺には分からない話が多かったな。」 「………あんた何歳?」 「ん゛んっ!! さ再放送組だ! ほら、CSでやってるだろ!」 「ふ~ん。」 「ウルトラマンハルヒが赤くなった。」 「色なのか? 激怒したのか?」 「色。色合いは臙脂色。」 「……顔は?」 「細長い眼鏡をかけている。ウルトラセブン自体にはあまり興味はないらしく、適当。」 「……。すまん、今日は帰っていいか?」 「……わたしという個体は出来れば最後まで一緒に見届けて欲しいと考えている。」 「…………。」 「…………3分たった。終わった。」 「本当にセブン自体には興味ないんだな。」 「よう古泉、相変わらず黒いな。」 「とうとう松崎しげるレベルになりましたよ。」 「そろそろやばいんじゃないか?」 「それが聞いてください! ウルトラマンハルヒがセブンに変わろうとしているんですよ! これでもう日焼けからおさらば出来るかと思うともう嬉しくて嬉しくて。 わかりますか!? 道行く人が僕へ送る視線を! 最初こそ好意が含まれるものでしたが、 だんだんチャラ男扱いになって今では変人扱いです! サーファーグッズを持っても興味ない人には意味ありませんし………」 「わ、わかった。お前が大変なのはよくわかった! だが長門に聞いたがハルヒはウルトラセブン自体には興味ないんだろ?」 「ふふっ、そこはぬかりありません。こうしてセブングッズを用意しています。」 「ハルヒがそんなので興味引くと思うか?」 「それは中を見てから言ってください。あと協力もお願いしますよ。」 「たまに飲むとおいしいわね。でも『7up』って最近見ないわ。」 「下の『7-11』で売ってましたよ? そう言えば最近『7i』って看板増えたと思いません?」 「増えた! あれ何!? この前コンビニができたかと思ったらファミレスのまんまだったわ!」 「あれはですね、……」 「ああ、くるまのめんきょがほしいなあ!」 「そのかっこいいくるまはなんというなまえ?」 「ああ、『あーるえっくすセブン』っていうんだ、ながと!」 「かっこいい。」 「ふふふ、『7にんのこびと』のにんぎょうをもらっちゃいました。かざりますね。」 「情報の伝達に齟齬が生じるかもしれない。でも聞いて。 ウルトラセブンハルヒが7人に増えた。」 「7upかー。」 「7人のこびとかもしれない。」 「涼宮さんにウルトラセブンのビデオを見せちゃえばいいんじゃないですか? ストレートに。」 「やはりそうきますよね。と、言うわけであなたの部屋をお借りしたいのですが。」 「そう言えばお前の家に行ったことないな。」 「禁則事項です。」 「キモイ、腹立たしい、顔が近い!」 「ちょっと傷つきましたよ。とりあえず協力お願いします。」 「だからな、ハルヒ、長門、約束の1時間前に来るな。」 「あんたんちCSあるの!? すごい! いいなあ!」 「おじゃまします。」 「あるとは一言も言ってないが。」 「あーハルにゃんと有希ちゃんだー。」 「この前CSで再放送のウルトラマン見たっていたじゃない?」 「ん゛んっ!! し親戚の家だ!」 「ねこ。」 「なんだ。つまんない。」 「ねこ、どこ?」 「おい、古泉、まずくないか?」 「ええ、非常にまずいです。申し訳ありません。」 「なにがですか?」 「朝比奈さん、この『カプセル怪獣』ってのは中に怪獣が入ってセブンの代わりに戦ってくれるんですよ。」 「代わりに我々が駆り出される確率が非常に高い。」 「しかもみんな弱いときている。」 「ふふん、3つのしもべか。面白そうな設定ね!」 「ひぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!」 「でゅわ!(みくるちゃん! 攻撃よ!)」 「こここここ、ここどこですかぁ!?!? か、怪獣!! 」 「でゅわわ!?(みくるちゃん!?)」 『緊急事態。朝比奈みくるがカプセル怪獣として強制召喚された。』 「げ。あ、朝比奈さんは!?」 『気絶した。涼宮ハ 』 「長門? 長門!? ながとーーー!!!」 「……。」 「でゅわ! でゅわでゅわ!(有希! みくるちゃんは駄目だったの。あんたが頼りよ!)」 「……わかった。」 「ぎゃおー!?(な、長門さん!?)」 「あqwせdrftgyふじこlp」 「ぎゃおー!!(長門さーーーーん!!!)」 「でゅわ。でゅわっ!!(さすが有希。じゃねっ!)」 「……やっちまったなぁ。」 「あの世界は涼宮ハルヒの世界。多少の超常現象は問題ないはず。」 「仕方ない。で、朝比奈さんは?」 「…………………………………………………………………………!!!!!!!!!!」 「長門!? ま、まさか!?」 「大丈夫、機関が救出しているはず。」 「長門さん、参りましたね~」 「おい古泉!! 朝比奈さんは!」 「えっと、………………………………………………………………!!!!!!!!!!」 「キョンく~~ん、みんなひどいんです~~!!」 「すまない、朝比奈みくる。わたしも混乱していた。」 「そうですね、ためらいなく呪文を使うくらい混乱してましたね。」 「本来あなたたちが助けるべき。」 「長門さんの呪文でバラバラにされましたよ……。」 「! 朝比奈さん! 今度ハルヒに呼ばれたらミクルビーム撃ってください! あの世界なら遠慮要りません!」 「でゅわ!(古泉くん! 来て!)」 「ぎゃお!? ぎゃおーーーー!!(え!? どうなるんですか??? わーー!!)」 「ええと、これは……ははぁん、怪獣の右足が消失している。つまり、僕だけ分離した、というわけですか。」 「でゅわ!(古泉くん! やっつけて!)」 「僕が分離したことによって怪獣全体が崩壊するわけでなく形を保つ。よく出来てます。」 「でゅ・わ!(こ・い・ず・み・く・ん!)」 「と、いうことは機関の皆さんがフォーメーションを変えることによって怪獣の体系は維持される、違いますかっ!」 「でゅわー!!!!!(コラー!!!!)」 「なるほど。」 「……(……。)」 「有希、あたし思うんだけどさ、古泉くんって理屈っぽいわね。」 「っぽい。」 「でゅわ!(キョン! あの怪獣をやっつけなさい)」 「俺かよ……。どうすっかなぁ。」 「でゅわ!! でゅわわ!!(何やってんのキョン! 早くやっつけなさい!)」 「って、どうやって戦うんだよ!? ん? 俺はハルヒに呼ばれているからここにいるわけだが、 俺を呼び出したのは『涼宮ハルヒ』なのか? 『ウルトラセブンハルヒ』なのか? 俺はこの世界があることは古泉と長門によって事前に知っている。 しかしハルヒは俺がこの世界を知っていることを知っているのか? 今ここには長門流にいうと『涼宮ハルヒ』という個体は存在せず、『ウルトラセブンハルヒ』しかいない。 ウルトラマンの世界ではウルトラマンは正体を隠している。それをハルヒは知っているのか? それによってこの世界がどう動くかが変わるということになる。 例えばここで『おいハルヒ、何しやがる』と叫んだとしよう。ハルヒはどう動くか? 『でゅわでゅわ(バカキョン、早くしなさい)』とか 『でゅわわ(カッコいいでしょ)』とかいうならある意味安心だ。俺も遠慮なく文句が言える。 まてまてまて! なんで俺は『でゅわ』の内容がわかるんだ? 明らかに耳に入る音は『でゅわ』なのに、ハルヒが言っている内容が分かっている。どういうことだ? 確かに今さっきあいつは『でゅわ!! でゅわわ!!』しか言っていないのに 『(何やってんのキョン! 早くやっつけなさい!)』と言っていることがわかった。なんでだ? ちくしょう、疑問符だらけだな、クソッ。とりあえず保留だ。 もう一つの可能性、俺を呼び出したのが『涼宮ハルヒ』ではなく 『ウルトラセブンハルヒ』である場合も考える必要があるだろう。 『でゅわわ!!(なんであたしの正体知ってるのよ!?)』となると下手するとこの世界は崩壊するかもしれない。 いや、このけったくそ悪い閉鎖空間が潰れるのは問題ない。いつも暴れるだけ暴れて勝手に潰れるんだからな。 ……勝手じゃないな。古泉達が潰しているのか。まあいい、そうじゃなくて俺たちが住んでいる世界の方だ。 現に俺は2回崩壊しそうになった現場に居合わせている。1回は長門がやったことだが。………」 「……(……。)」 「彼は理屈っぽい。」 「有希もそう思う?」 「キョン、こっち来て説明しなさい。」 「な、なんだ? 俺、何かしたか???」 「え、キョンなんかしたの? この、白状しなさい!」 「何にもしてねーよ。 で、なんだ?」 「こいつなんで角生えてるの?」 「タロウだな。」 「タロウ?」 「『ウルトラマンタロウ』。『ウルトラの父』と『ウルトラの母』の子だ。」 「父と母がいるの!? そうか、そうよね。親くらいいるわよね。で、なんで角付きなの?」 「父譲りなんだろ。」 「父親も角生えてんの!?」 「お前の目の前にある箱はなんのためにあるんだ? 検索してみろ。」 「ウルトラマンハルヒにカチューシャが装備された。」 「黄色のリボン付きか?」 「黄色のリボン付き。髪型もらしく再現された。」 「……胸は?」 「胸? 普通のウルトラマンと同じ。」 「そうか、まだまだだな。……すまん長門、俺、何かしたか?」 「『ウルトラの母』っておっぱいあるじゃない!? なに、エロ!? 大きなお友達向け!?」 「この時代のアニメは巨大ロボでもおっぱい持ってるからな。」 「ロボットにおっぱい!? 完全にエロじゃない!」 「一応ミサイルという設定だが。まあ作者が作者だからな。それについてはエロで間違いないだろう。」 「やっぱりエロじゃない!」 「俺がエロみたいじゃないか。で、ウルトラの母のおっぱいがどうした?」 「えと、何のためにあるの? 視聴率対策?」 「つーか、お母さんならおっぱいがあって当然じゃないか?」 「そか。」 「ウルトラマンハルヒに胸ができた。」 「おっぱい?」 「おっぱい。」 「……あいつは恥ずかしいという意識がないのか? なかったよな……。」 「………。! また朝比奈みくるが召喚された。姿はバニーガール。」 「………そうだったな。基本的にあいつはエロ好きだったよな……。」 「キョンくんありがとう。ミクルビームで倒せちゃいました。」 「本当にビームが出たんですね……。」 「でもウルトラの母ってなんであんな格好してるの? みくるちゃんとおんなじ趣味?」 「朝比奈さんじゃなくてお前の趣味だろ。」 「実質はエロで視聴率稼ぎでしょ。設定は?」 「……。そうだな、ウルトラの一族はマッパだ。」 「全裸!? 露出狂!? 変態じゃない!!」 「怪獣も全裸だろ? 犬、猫、魚、みんな服を着ていないじゃないか。むしろ服を着ている人間が邪道だ。」 「! ……。」 「す、涼宮さん、ご依頼の『ウルトラマンタロウ』と『ウルトラマンA』のビデオが手に入りましたが。」 「あ、ありがと。でももういいわ。ごめんね、せっかく用意してもらったのに。」 「そうですか。わかりました。」 「どうしたハルヒ? あれだけハマってたのに?」 「んんー、なんか飽きちゃった。」 「長門、ハルヒはどうしたんだ?」 「……よくわからない。とにかく危機は去った。」 「? まあ解決したならいいが。」 「朝比奈みくる、あなたには教えておく。あの日、ウルトラマンハルヒは閉鎖空間に全裸で現れた。 サイズはウルトラマン、姿は涼宮ハルヒのままで。」 ウルトラハルヒ 完
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第577話:たった一度の冴えたやり方 作:◆5KqBC89beU ○<インターセプタ>・6 ありとあらゆる存在は、幾重にも重なり合っている可能性の塊だ。 箱の中の確率的な猫は“生きている猫”であると同時に“死んでいる猫”でもある。 箱を開けて中身を確かめるわたしもまた“生きている猫を見るわたし”であると同時に “死んでいる猫を見るわたし”でもある。 無論、ありとあらゆる可能性を前に、わたしはたった一つの現実しか見出せない。 猫の死亡が観測された時点で観測者の前から“猫が生きている可能性”は消失する。 猫の生存が観測された時点で観測者の前から“猫が死んでいる可能性”は消失する。 二つの可能性は同時に在るが、一つの世界に二つの現実は共存できない。 現実が一つに収斂された時点で、それ以外の可能性は幻想と化す。 故に、“今ここにいるわたし”も“わたしが見る現実”も“この世界”に一つだけ。 どのような可能性がわたしの眼前に残ったとしても、おかしなことなど何もない。 猫が死なねばならない必然性も、猫が生きねばならない必然性も、そこにはない。 わけが判らない何かのせいで猫の生死は決まる。 そして、猫を見るわたしは、不明瞭で曖昧な何かに左右され続けている。 わたしはそれが悔しくて、だから時間を遡り、世界に再び目を向ける。 猫の死を覆したいなら、生きている猫のいる現実を観測せねばならない。 是が非でも、世界の上に新たな現実を上書きせねばならない。 上書きされる以前の現実が、虚ろな幻想に成り果てて断ち切られても。 自分勝手な介入者として、何の罪もない人々に迷惑をかけてでも。 文字通りの意味で、蝶の羽ばたきが嵐を起こす可能性すら、この島にはある。 どれほど些細で微小な相違点だろうが“無視しても構わないもの”ではない。 ほんのわずかにでも差異があるのなら、それは再現ではなく改変だ。 世界の上に現実が上書きされれば、かつて在ったすべては色あせ、台無しになる。 連続性の途絶を滅びだと定義するなら、それは確かにある種の終焉だ。 その気になれば“かつての現実”をどれでも復元することはできる。だが、実行する 場合には“そのときそこにある現実”を犠牲にする必要がある。後退は不可能であり、 ただ逆方向へも前進できるというだけのことだ。贄となる現実の数は減らない。 可能性は多重に在るが、“この世界の現実”は一つしかありえない。 当然、“別の世界”には“この世界”とは違う現実がある。しかし、そこでも幾多の 可能性が現実になれず幻想と化している。可能性の数は、世界の数を遥かに上回る。 この前提が当てはまらない場所を、わたしは見たことも聞いたこともない。 所詮、“今ここにいるわたし”も、星の数より多くある可能性の一つでしかないが。 虹色の淡い光に照らされながら、わたしは静かに目を伏せる。 唯一無二――そんな言葉が脳裏をよぎった。 わたしと出会った彼が何人目の坂井悠二だったのか、わたしは知らない。 今ここにいる自分が本当に自分であるか否かについて、少しだけ彼は語ってくれた。 ただの人間であった坂井悠二は既に亡く、ここにいるのはその模造品だ、と。 自分もまた坂井悠二ではあるが、故人・坂井悠二とは明確に異なる、と。 今の自分には、本来の坂井悠二が知りえなかった記憶や感情がある、と。 もしも仮に、この肉体が故人・坂井悠二と同じ物だったとしても、心は異なる、と。 同種であり同属であり同類ではあっても同一ではない、と。 価値観や常識が激変するほどの経験をした彼には、そう言えるだけの資格があった。 坂井悠二は、わたしが何者であるかについても大雑把には知っていた。 魔界医師メフィストの手術を受けた際、わたしが何をしているのか垣間見たらしい。 困ったような顔をしながら、君を許すことはできない、と彼は言った。 現実が上書きされるたび、同じ数だけの現実がそこに生きた皆と共に失われた、と。 認めよう。彼には、わたしを糾弾する権利がある。 もはや“最初の現実”と“当時の現実”は別物だと表現しても過言ではなかった。 わたしは彼らに酷いことをしてきたし、これから先も酷いことをするつもりだ。 蝶と戯れ、しかし個々の蝶を一匹一匹それぞれ識別しないまま微笑む幼子のように、 わたしもまた『宮野秀策』や『光明寺茉衣子』という種類の生物が絶滅さえしなければ 億千万の『宮野秀策』や『光明寺茉衣子』が犠牲になることをすら容認できる。 BがAに近似しているなら、Aが在った場所にBを代入し、それを是としてみせる。 救われる二人が、地獄の苦しみを味わって死んだ彼や彼女とは別の二人だとしても、 わたしはそれを幸福な結末だと言い切ってみせる。 本物の宮野秀策や光明寺茉衣子とは無関係な、複製に過ぎない二人だろうと、本物が 無事であるという証拠がない以上は守らねばならない。 あの二人を救うために必要なら、他の参加者全員を破滅させようが、後悔はしない。 目的のために手段を選ぶつもりは、もうなかった。 坂井悠二を犠牲にし、零時迷子を利用し、彼が守ろうとした仲間を死なせてでも、 理不尽にすべてを奪い取ってでも、あの二人を助けるつもりだった。 だが、そんなわたしに彼は言った。 君を許すことはできない……それなのに、心の底から憎むこともできない、と。 うつむいた表情には、喜怒哀楽が複雑に混在していた。 君を否定したら、“今ここにいる自分”や“今ここにいる皆”まで否定することに なってしまう、と彼は言った。 “今ここにある現実”は、君の干渉がなければありえなかった、と。 辛く悲しく苦しいけれど、存在しなかった方がマシだったとは思わない、と。 恨んでいないと言えば嘘になるけれど、それでも殺したいとは思わない、と。 その意思を愚かだと嘲る権利は、わたしにはない。 顔を上げて、坂井悠二はぎこちなく笑った。 こうして姿を現したのは、自己満足だとしても会って話したかったからだろう、と。 今こうやって話しているという現実は後で上書きされ、“今ここにいる坂井悠二”も 君に消されるのだろうけれど、だからこそ、せめて約束してほしい、と。 踏みにじったものに見合うだけの素晴らしいものを絶対に掴み取ってみせるから、 数え切れぬほどの犠牲はすべて無駄にしない――そう約束してほしい、と。 わたしは頷き、約束の対価として、彼の手から水晶の剣を譲り受けた。 ……“あの現実”も、“あの坂井悠二”も、今はもう記憶の中にしか存在しない。 数多の現実を渡り歩き様々な光景を覗き見たわたしは、この剣のことも知っている。 邪を斬り裂く、人ならぬものが創った剣。魔女の血入りの水で洗われ、本来の目的を ――己の“物語”を少しだけ取り戻しかけている、勇者の武器。 主催者に致命傷を与えられるかもしれない可能性を秘めた、七色に輝く刃。 こんな物が支給品として都合良く会場内にある理由を、わたしは苦々しく想像する。 勝利に届きそうで届かない程度の希望を与えて、最終的に絶望する瞬間を最大限に 盛り上げようとしているのかもしれない。 あるいは、主催者すらも第三者の――“他者の破滅を満喫したい”という願望を抱く 強大な何者かの、掌中に捕らわれた獲物に過ぎないのかもしれない。 どんな経緯があるにせよ、おそらくは、あまり喜ばしいことではない。 主催者の殲滅さえ成功すれば、後はどうにかできるかもしれない。 この世界と関わる異世界の幾つかには、死者の蘇生やそれに近い技術があるらしい。 主催者を排除できれば、犠牲者全員を復活させることすらも夢ではなくなるだろう。 宮野秀策を見殺しにした場合でさえも光明寺茉衣子を救うことはできなかった。もう 他に手はない。彼と彼女の死が避けられないなら、死なせた後で生き返らせるまでだ。 有望そうな参加者が主催者の前に立ったとき、わたしは水晶の剣を託そう。 無論、敗色が濃い参加者に対しては、何の助力もしない。 残念ながら、勝機は一度しかないのだから。 いかに主催者が悪趣味だとしても、自分に直接害を及ぼした相手を野放しにするほど 慈悲深くはないだろう。もしも失敗したときは、きっとわたしは殺される。 万が一、わたしが放置されたとしても、水晶の剣はわたしの手元に残るまい。 剣を託した参加者が主催者に負けた場合、その結末を改変することは不可能に近い。 やり直しはきかない。最初で最後の一回がその後のすべてを決定する。 おかしなものだ。時間移動能力を得る前までは当然だった、こんなにもありふれた 前提条件が、こんなにも恐ろしくてたまらないとは。 この身の震えは、決戦のときまで止まりそうにない。 【X-?/時空の狭間/?日目・??:??】 ※水晶の剣は、生前の坂井悠二から<インターセプタ>が譲り受けました。 ←BACK 目次へ(詳細版) NEXT→ 第576話 第577話 - - 時系列順 - 第572話 インターセプタ -
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凸待ち配信について 必要なツール ヘッドフォン、またはオーディオ マイク(実況の場合) ヘッドセット(ヘッドフォンとマイクの一体型) スタンドマイク
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「生きるのです・・・ウルトラマンとして・・・」 情報 価格:5,040円 発売日:2013年06月25日受注開始、2013年11月22日発送 商品全高:約160mm 付属品 本体 マザー光線再現パーツ 交換用頭部(昭和Ver.) タロウバケツ一式 交換用手首左右各2種 キャラクター概要 ウルトラマンタロウに登場した銀十字軍の隊長であり、 ウルトラの父の夫にしてウルトラマンタロウの実の母親。 また、ウルトラマンエースは彼女の養子であり、ウルトラセブンは甥っ子という扱いになっている。 あらゆる傷を治す特殊能力を備えており、凶悪な怪獣を静める慈愛の心も持ち合わせている。 更に戦闘力も高く、「マザー破壊光線」という名前の必殺技も持っている。 本名は「ウルトラウーマンマリー」であり、ウルトラマンベリアルとも浅からぬ因縁を持つ。 ウルトラマンメビウスにおいてはハンターナイトツルギの鎧を解除し、 ウルトラマンヒカリの命を救っている。 商品解説 イベントにてウルトラの父と共に試作品が展示されていたが、 魂ウェブ商店限定商品として商品化される事が決まった。 更にタロウ版とウルトラマン物語以降版を再現出来る様に、目付きが違う頭部が2種類付属している。 良い点 悪い点